著者 : 上田紀行 出版社 : アノニマスタジオ
東京工業大学教授で同大学リベラルアーツ研究教育院長である著者の処女作の復刊。同調圧力に囚われず自らの頭で考えることが必要とされる現代において、読み手をポジティブにし、内発的な力を引き出してくれる1冊。
◆目次
新装復刊版まえがき
はじめに
第一章 何かがおかしい
私たちが直面している大問題
レッテルがいのちを見えなくする
言葉の罠
違いが私の意味を生みだす!?
第二章 殻をかぶった私
「ひとのせいにしない」と何が起こるか
「自我」とは何なのか
何もできない私
ものへの執着
ひととの違いを際立たせる
不幸なひとがいないと幸せになれない!?
悪循環が悪循環を呼んで
殻がどんどん厚くなる
第三章 「気づき」がやってくる
このバイブレーションは何なのか
無力感や絶望をはね返す何か
自分の中にある「花」に気づく
「私」が見えてくるとき「あなた」が見えてくる
第四章 開かれた私
自分自身を取り戻す心理療法、セラピー
誰もが「悪魔」を抱えている
どこにでも「出会い」がある
殻が破られるとき
第五章 殻をかぶった集団
スケープゴートの必要な社会
「いじめ」のメカニズム
国家という殻
自然破壊を生みだすもの
もはやごまかしは通用しない
第六章 私と地球の病気を癒す
「奇跡的」な現象がある!
脳の中のヒント
「言語脳」のストレスが病を生む
「自然治癒力」を取り戻す
からだの中の声が聞こえてくる
からだは深層でつながりあっている
パフォーマンスがつながりを生む
タテの気づき、ヨコの気づき
地球大のシャーマンになる
「おすがり」を超え、「自分が主役」になっていく
第七章 いまネットワークが動きだす
私たち自身が巨大な暴力を生みだしている
福祉――同情から共感へ
医療――ホリスティックな癒し
教育――差別化から共生の知へ
国際協力――国家という殻を超えるNGO
フェミニズム――あるがままの女性性
地球環境――深いエコロジー
癒しとしての運動
リアライズする
変革の流れ
「いま、ここで」実現する!
そして「覚醒のネットワーク」へ